引用:公式サイト
ども。
ぼくは、ちょくちょく映画をレンタルして観るんですが、
最近観た映画で「良かった!」と思えるのがあったので紹介したいと思う。
それは、
『劇場版ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん』!
光のお父さんのあらすじ
仕事一筋だった父が、ある日突然会社を辞めて家に帰ってきた。1日中ぼんやりとテレビを見ている父の姿を母と妹は遠巻きにながめていたが、何を考えているのかまったくわからなかった父の本音が知りたい欲求にかられたアキオは、オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」の世界に父を導き、自分は正体を隠し、父とともにゲーム世界で冒険に出ることを思いつく。顔も本当の名前も知らないゲームの仲間たちに励まされながら、父と冒険を続ける中で、アキオは家族もこれまで知ることのなかった父の意外な一面を知ることとなる。
てな感じなんだけど、
「ゲームの映画かあ」とか思って観るのをやめようとしているなら、ちょっと待った!
もったいないよ!もったいないおばけでちゃうよ!
ゲームに普段縁が無い人は、もうファイナルファンタジーっていう言葉だけで、
「あーはいはい、ゲームね、やらないからゲーム」
ってなりがちだけど、普段ゲームをやらない人にこそ楽しんでほしい映画だったりする。
子どもの頃に父親と一緒に遊んだ僅かな記憶を持ちながらも、
社会人になるにつれて、次第に距離ができてしまっていた父親。
これはどこの家庭にも起きえる話だし、実際に同じ環境になっている人も少なくないと思う。
60歳近い親父さんが、オンラインゲームを軽々とこなせるわけもなく、
操作もたどたどしいところからスタートする。
その初心者である親父さんが冒険を進めるために、
正体を隠して息子がサポートしていく。
ファイナルファンタジーの世界で、どうやってフレンド申請したら不自然じゃないだろうかと、
頭を悩ます息子の様子も、実際に会ったことがないプレイヤー(と父親は思っている)からフレンド申請が届いて、
どうしたらいいのだ!?と慌てつつも、平静を装って息子に操作方法を聞く父親も、
「実際にこうなるだろうなあ」と納得してしまったりする。
父親は息子に、息子は父親に、ゲーム内でアドバイスを送る
映画のなかで、息子の仕事の悩みをゲーム内の父親が解決に導く場面がある。
大きなプレゼンを前に、どうしたらいいのかと悩む息子に対し、
父親は自分が働いてきたことの経験を活かしたアドバイスをするのだ。
逆の場面もある。
彼氏を連れてきた娘に対し、戸惑い、拒否感を示す父親に対し、
今度は息子がアドバイスをする。
お互いに親子という関係を知らない状態で、ファイナルファンタジーの世界でやりとりされるメッセージが、
実際の生活のなかにも影響を与える場面だ。
オンラインゲームだからといって全てが架空なわけではなく、
そこには実際の世界と同じように意志を持った生身の人間が存在している。
だからこそ、こういうエピソードが映画のなかで語られても違和感なく受け止められる。
映画をさらに引き立てるテーマソング
映画の主題歌をGLAYが担当している。
実際にGLAYのTERUさんも主題歌の依頼がきてからこのゲームをプレイし始め、
どはまりしてしまったとか…。
公式サイトのTERUさんのコメントにこう書かれている。
長くプレイしなければ感じられない機微を音楽で表現したくて試行錯誤した結果、形になった音楽がこの『COLORS』です。なので、今回のお話がなければ、この曲は生まれていません。親子関係の複雑な感情をテーマにしてます。心の奥底にある愛情を求める寂しさをなかなか伝えられないもどかしさ。もし、同じ環境にいる方がいたら是非、この映画を見て、この曲に寄り添ってみてください。
予告編でも使われているこの曲が、映画のなかでも当然流れるわけだけど、
これがもう感動的。
映画を見終わったあとに、速攻でiPhoneに曲を入れたくらい。
聴くたびに、映画の場面が蘇ってきて余韻に浸れる。
映画をレンタルするかどうか迷っている人は、
予告編だけでもまずみてほしい。
まとめ
ぼく自身、ファイナルファンタジーIVは、ちょっとプレイしただけで、
あまりよく知らないままに映画をみたわけだけど、
そんなの関係ないくらいに良い映画だった。
ゲームのことを全然知らなくても楽しめるつくりだったし、
映画館ではもう上映してないけど、iTunesとかでレンタルできるので、
予告編をみて気になったらお手元のスマホからぜひレンタルしてみてほしい。
では、また!